ご挨拶
第27回日本脳神経モニタリング学会
会長 佐々木達也
(東北医科薬科大学 脳神経外科 教授)
この度、第27回日本脳神経モニタリング学会を2021年7月3日(土)に開催させていただくことになりました。東北医科薬科大学脳神経外科にとりまして大変光栄なことと存じております。残念なことに新型コロナウイルス感染症のため第26回(聖マリアンナ医科大学・田中雄一郎会長)が誌上発表になり2年ぶりの開催となります。当初、東京での開催を予定しておりましたが、コロナ感染症が収まる気配はなく、日本大学の学会事務局とも相談の上、Web開催にすることといたしました。
第27回のテーマは、『脳神経モニタリングの新展開』です。21世紀に入りMEPやVEPの有用性が確認され普及してきております。顔面や下肢の経頭蓋刺激MEPも行われていますが、未だ一般的にはなっておりません。さらに最近、皮質皮質間誘発電位(corticocortical evoked potential, CCEP)の報告も増えております。新たな方法について一度整理して勉強してみるのもよいと考えました。特別講演をCCEPの生みの親ともいうべき、神戸大学脳神経内科教授の松本理器先生にお願いしております。ランチョンセミナーは国立西新潟中央病院部長の福多真史先生に顔面MEPを、ブレインファンクション代表の丸田雄一先生に下肢MEPをお願いしております。
また、従来通り一般演題も募集し、顔面・下肢MEPおよびCCEPのシンポジウムも企画します。皆様のご協力を切にお願いして、ご挨拶に代えさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。